
テイクアウト・・・
あなたも一度は頼んだことがあると思います。
晩御飯を作る時間がない時や、家飲みをする時、ホームパーティー、など利用する場面は多いと思います。
GOCHIでもピザのテイクアウトをやっていて、いつも利用して下さるお客様には本当に感謝していますm(__)m
そこで今回は、買って下さったお客様からよく耳にする・・・
「家に持って帰って温め直す時、どうするのが一番いいの?」
という疑問に焦点を当てていきます。
では、今回もあなたの「ごちそうさま」をより引き出す内容でお送りしたいと思います(^^)/
電子レンジはイマイチ?
「温め直す」と聞いて、真っ先に思い付くのがレンジではないでしょうか。
レンジは早いし楽だし便利!と、本当に重宝しますね(^^♪
ただ、ことピザに関しては落とし穴が潜んでいます!
そう、実は電子レンジでのピザの再加熱は「最も不味くしてしまう方法」なんです(゚Д゚)
どう思いましたか?
「え!?マジですか!?」
「そんなことはないでしょ」
色々と思うところはあると思います(^-^;
ではなぜ、レンジはダメなのか、まずは電子レンジの温まる仕組みを説明しつつ、掘り下げていきますね。
電子レンジとは・・
電子レンジはマイクロ波を使って食品を直接加熱します。
電子レンジのなかには、マグネトロンという強い電波を発生させる装置があり、そこからマイクロ波を発生させています。
マイクロ波は、波長が1cmと短く、周波数(1秒間に現れる波の数)が2450MHzであるため、1秒間に24億5000万回も振動している電波です。
マイクロ波が食品にあたると、食品中の水分子が振動や回転をして、水分子同士がぶつかって摩擦を起こします。
この摩擦熱で食品が温められます。
もう少し科学的に解説すると、氷と沸騰中のお湯の水分子の様子を見ると、氷の状態では水分子は固まって微動だに動かないが、沸騰中のお湯では水分子が自由に動きまくっています。
水の温度を上げると水分子は自由に動き回り、水の温度を下げると水分子はほぼ不動の状態になります。
そのため、電子レンジは、マイクロ波をあてる事で食品中の水分子を動かして温度を上げているという事になります。
つまり、ピザの中の水分達がレンジで温められると・・
強制的に摩擦熱を発し続け、その摩擦によって水分が飛び、ピザ自体も乾燥していき固くなっていきます。
だったら、ラップを掛ければいいんじゃない?
と思われがちですが、ラップをすると今度は摩擦熱で気化した水分達の逃げ場が無くなり、皿の中で蒸された状態になります。
そうなると、ピザはベシャベシャになってしまいます(*_*)
窯で焼いたピザは、表面を高温短時間で一気に焼き上げ、中に水分と旨味を閉じ込めています。
だからこそ、閉じ込めた水分達が多いということが、逆にレンジを使うことによって最大限に不味くしてしまう理由なんです(´Д`)
GOCHI推奨のオーブントースター!
GOCHIでは、テイクアウトしたピザは「オーブントースター」で温め直すことをオススメしています(^^)/
その理由を書いていきますね。
オーブントースターは電気とはいえ、かなり火力があります。
特に最近の新しい機種だと、200度以上は軽く出るものまであります。
そして何よりも、高温の熱を上下から直接食材に与えてくれるところがピザの再加熱と非常に相性が良いんです(^_-)-☆
それはなぜか・・・
テイクアウトして家に持って帰ったピザは、剥き出しで放置しない限り、ある程度の水分と旨味を中に閉じ込めたままなんです。
ただ、その水分達が時間と共に少しずつピザの表面に出てきてしまい、全体が少しふやけた状態になってきます。
しかし、トースターで焼くことにより、表面だけの水分を飛ばし、さらには程よく中も温めることが出来ます♪
トースターの機種にもよりますが、参考程度にやり方も載せておきます。
800wのトースターの場合
上面は強火、下面は弱火(調節機能があれば)にします。
そして、次に予熱として5分間何も入れずに温めます。
最後に、網の上にピザを直置きして約4分焼いて出来上がり♪
この時、網からチーズなどが多少落ちることがあります。
トースター内の汚れが気になるようであれば、アルミを一枚網の上に敷いて(この場合は下面も強火に)焼きます。
そして何よりも、トースターで蘇ったピザを是非食べてみて欲しいです!
「窯で焼いた出来たてピザ!?」
と思うくらい美味いですよ(*´ω`*)
再加熱のダークホース
さて、トースターで再加熱するのが一番と言いましたが、それに負けず劣らずな調理器具が存在します。
その名も、、、
「魚焼きグリル」
????ってなりますよね(^-^;
実は、魚焼きグリルもトースターと同じかそれ以上の働きをしてくれるんです!
ちょっと想像してみて下さい。
生の魚を入れて、上下から熱された魚はこんがり焼き目が付いて火が入りますよね?
つまり、かなりの火力を持っているんです!
なので、トースター同様に網の上に乗せて予熱で温めたグリルに入れれば、表面カリッと仕上がりジューシーさも逃しません!
ただし、注意点が2つほどあります。
一つは、魚焼きグリルは各家庭によって火力が異なったり、電気とガスとの差も微妙にあったりします。
2つ目は、なるべく掃除された状態のグリルが望ましいです。
魚の匂いがピザに付くから、という理由です(;’∀’)
ただ、しっかり予熱したグリルでしたら、トースターより少し短めの時間で大丈夫です。
ちなみにボクは、食パンやステーキを魚焼きグリルで焼いたこともあります(笑)
究極のピザ再加熱法!?
最後にもう一つだけご紹介します。
これはニューヨークにある有名店のやり方です。
正直、この方法は冷めたピザを最も美味しく蘇らせる方法と言っても過言ではありません!
そのやり方がこちら(^^)/
1.テフロン加工のフライパンに、冷めたピザを入れ、弱火~中火で火にかけます。
2.そのまま2分間ピザを焼くと、ピザ生地がカリカリになります。
3.フライパンの端に水を極少量入れます。
このときピザ生地に直接水がかからないように注意!
4.すぐにフライパンにフタをして、弱火で1分間待ちましょう。
5.火を止めて出来上がり!生地はサクサク、チーズはトロトロ、端っこはフンワリと仕上がります。
ちょっと、餃子の焼き方を彷彿しますね(‘;’)
蒸し焼きと言った感じでしょうか?
最初に生地を素焼きし、最小限の水分で高温スチームのように温めることによって、食材はすぐに温まり、同時に焼いているので食感も損なわない、まさに究極です!
ただし、フライパンを使うことと、火加減や水分の量次第では出来上がりに差が出てしまうので、ちょっと上級編になってしまいます(^-^;
それでも、試す価値は大いにありますし、コツさえ掴んでしまえば結構簡単です♪
色々ピザの再加熱方法について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?
GOCHIでもテイクアウトをやっていますので、是非一度試してみて下さい(^^)/
閲覧、ありがとうございましたm(__)m
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。