さて今回は、イタリアンには欠かせないソース、「トマトソース」の事についてです(^^)/
作り方や材料は本当にシンプルですが、お店によって全然違うんですよね~。
いつか先輩か誰かに「トマトソースの味をみたら、その店の味がわかる」と言われたことがありました。
そのくらい、店ごとに微妙にこだわりや配分、作り方が違います。
GOCHIではどうかと言うと…
…と、その前にトマトソースについて簡単にまとめて説明させてもらいます(^^♪
トマトソースのトマトって、缶を使うべき?
そもそもトマトソースって生のトマトを使った方が美味しそうに出来るって思っちゃいますよね?
実際にボクも昔、生のトマトをすり潰してトマトソースのスパゲッティーを作ったことがあります。
結果…
…まぁまぁ美味しい(´-ω-`)
もちろん、使い方にもよりますし、ちゃんと整えながら作っていれば違ったかもしれません。
ただ、一つそこで思ったことは「生トマトは、そのままで食べた方が美味しい」でした(^-^;
そもそも、市販の生のトマトは皮が薄くて甘みが強いため、生食に適しているんです。
なので、ただすり潰して火を入れるだけだと、水っぽくてコクが無く甘めのぼやけたソースになってしまいます。
ただこれも用途次第で、冷製のカッペリーニのように火を入れないソースとして作ると抜群に美味しいんです!
ちなみに、GOCHIで夏に出すカッペリーニも生のトマトを使って作っています。
一方、よくスーパーでも見かけるホールトマト缶、これがトマトソースの材料として非常にマッチします。
なぜか?
このホールトマト缶は、トマトを丸ごと水煮にした物が入っています。
そして、トマト自体もヨーロッパなど海外の品種がほとんどです。
理由としては、まずこのトマトは生で食べても全然美味しくありません(*_*)
ただ、皮が厚く肉厚で酸味が強いため、煮込みに非常に適しているんです。
ソースを作るにあたり、缶と生の違いはそんなところにあります。
トマトソースのバリエーション
ひとえにトマトソースと言っても、色々な作り方があります。
・そのまま漉して火を入れる→シンプルイズベストの味 酸味強め
・炒めたタマネギを入れる→甘みが出る 酸味抑えめ
・オリーブオイルやバターを入れる→コクが生まれる
・ニンニクやバジルなどの香草を入れる→風味が立つ
など、どんなトマトソースに仕上げたいかで仕込みがかなり異なってきます。
なので、店ごとにシェフがこだわりと情熱をソースに注ぎ込めば込むほど、色々な味が生まれてきます(*^^*)
でもその違いがあるからこそ、その店の味というものが出来上がるんでしょうね。
もちろんボクも自分の店のトマトソースに自信を持っていますが、正直他の店の味にも興味津々なんです(笑)
GOCHIのトマトソース!
お待たせしました!
最後にうちのトマトソースを紹介します(^^)/
GOCHIでは、ニンニクとソフリットと呼ばれる、香味野菜(タマネギ、ニンジン、セロリ)をみじん切りにし、じっくりと色付くまで炒めた物が入っています。
これらを入れることにより、風味と甘み、ソースに奥行きを出しています。
また、オリーブオイルも多めに入れているので、コクもあります。
トマトソースのパスタ以外にも、色々な仕込みや料理でも使っているのでこの作り方にしています。
「マイルド」なトマトソースといった仕上がりでしょうか。
そしてトマトをっ漉す作業ですが、ムーランと呼ばれる調理道具ですり潰していきます。
回すとトマトがすり潰され、漉されたトマトが下に落ちるといった物です。
ちなみに、この作業はよくスタッフにお願いしています。
みんなお手の物です(゚д゚)!
良い筋トレにもなるかも(笑)
そうして出来上がったトマトソースは、パスタはもちろんピザや一品料理と幅広く使っています。
ご来店の際、トマトソースを使っている料理を食べる機会があったら、このブログの事を思い出してもらえると嬉しいです(^^♪
もし、家で作ってみたい!と思って下さる方いたら、是非声を掛けて頂きたいと思います(^^)/
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