ホタルイカ…春を感じる代表格の食材ですね。
ホタルイカをボイルしてそのまま食べるもよし、パスタやリゾットの具材として使えば、旨味たっぷりのワタがソースとなってコクのある風味を出してくれます。
ぜひ白ワインなんかと合わせたいところです(^^♪
しかしこのホタルイカ、意外と細かい作業で地味な下処理があるんです(^-^;
御覧の通り、左から「目」「口」「軟骨」とあり、もちろん食べられないことはないんですが、やはり口に残ったり食感がイマイチなんです。なので、これらを取り除くわけなんですが、これがまたかなり面倒なんです(笑)
ボクもまだ料理人の駆け出しだったころ、ホタルイカの仕込みをこの時期していたことがあるんですが、量が尋常じゃない!!
だいたい、1000匹単位でやってましたね(*_*)
しかも、ひたすら細かい目やら口を取るだけの作業なんで、目は疲れるわ手は震えてくるわ眠くなるわで、見事な三重苦でした…
例えるなら裁縫の時、針に糸を永遠通し続けるといったような…
ただ、GOCHIではもちろんそんな量は使わないので気楽なものです(笑)
むしろそんな仕込みが、良い経験や知識になると思い、下処理をスタッフにやってもらったりしています(^^)/
結構様になってます( ´∀` )
そして、器用なのかあっという間に50匹終わってました。
さてそんな下処理してもらったホタルイカはどうなったのか….
….
こうなりました!
お通しで「ホタルイカとカブのガーリックハーブマリネ」としてお出ししています(^^)/
ちなみに、横にあるのもお通しで「アンチョビのポテトチーズコロッケ」です。
ここで一つ豆知識ですが、皆さん「ホタルイカの身投げ」って聞いたことありますか?
身投げ….(‘Д’)?
穏やかじゃない表現ですが、決して網に掛かって生きるのを諦めたとか、メスに振られてとかではないです(笑)
実は春の数か月、ホタルイカが産卵期を迎えるところに関係しているんです。
産卵時、普段は数百メートル深いところにいるホタルイカですが、この時だけは産卵の為に海面近くまで浮上してくる、といった習性があるんです。
それも集団で!
そして、海面近くでしかも岸に向かって行ったものがそのまま海岸に打ち上げられる、この自然現象を俗に「身投げ」と言うんですよ。
そして、ホタルイカは身体の作りとして、体が物体に触れると青く光る構造をしているんです。
身投げしたホタルイカがどうなるか….
…..
こちら!
参考元 http://blog.syofuso.com/
メチャ幻想的(゚д゚)!
この時期、遠方から見に来る方も大勢いて、季節のレジャーになっているみたいです。
そんなホタルイカの幻想と儚さも一緒に噛み締めると、より季節を「御馳走」になっていると感じるのではないでしょうか?
お付き合い頂き、ありがとうございましたm(__)m
今日も、皆さまから「ごちそうさま」が聞けますように…
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