こんにちは(^^)/
先日の話ですが、店が休みの日にワインの試飲会に行ってきました♪
試飲会・・・素晴らしい響きです( *´艸`)
よく、ワインのプロの方やソムリエ達は、口に含むだけと言われますが、ボクは毎回しっかり飲んでます(笑)
だって美味しいんですもん(*´ω`*)
それに、飲んだ後の余韻もしっかり身体で覚えたいと思うので♪
なので、試飲会のあとは結構フワフワして帰ってます(笑)
ワインもお酒も「飲んでなんぼ!」
飲まれないように気を付けます(^-^;
さて、今回もワインについてです。
それも、少し地域を絞って紹介したいと思います(^^)/
その地域は、、、ピエモンテ州!
山の麓と呼ばれるピエモンテ州って、どんなところ?
イタリアは全部で20州あります。
そして、ピエモンテ州はイタリアの中では北西に位置し、フランスと隣接している州でもあります。
かつて、この地を支配していたサヴォア家がフランスの出身だったこともあり、今でもフランスの影響を強く受けているんです。
その影響からかは定かではありませんが、ピエモンテの人達は自分達のことを「ピエモンテーゼ」と呼んでいます。
他のイタリア人とはちょっと違うよ、と意識しているみたいです(゚∀゚)
イタリアは、どちらかと言えば陽気でおしゃべりのイメージがありますが、ピエモンテーゼは伝統を大切にし、保守的の一面があるようです。
確かに日本でも・・・
「シロガネーゼ 」 「アシヤレーヌ」 「ニコタマダム」
と、意味合いは少々異なるかもしれませんが、存在しますね!(^^)!
ちなみに、ピエモンテの首都はトリノで、1861年イタリアが国として成立した時の首都でもあるんです。
さらには、オリンピック開催地でも有名ですね。
また、スローフード誕生の地でもあります。
いち早く地産地消の概念を取り入れていた、と言っても過言ではありません。
ワインの王様と女王様
ピエモンテと言ったら「バローロ」と「バルバレスコ」があまりにも有名です!
この二つの赤ワインは、イタリアでも高級ワインとされています(^-^)
なので、バローロは「ワインの王様」バルバレスコは「ワインの女王」などと呼ばれているんです。
でも実は、バローロという今の確固たる地位を築くまでには、様々なドラマがありました・・
ちょっとここで、豆知識ならぬ豆歴史を(^^)/
バローロは、ネッビオーロというブドウの品種を使います。
今でこそ長期熟成型の高級赤ワインですが、昔はそれとは程遠い存在でした。
なぜか?
簡単にまとめると・・・
1・ピエモンテの限られた地域でしか栽培出来ない
2・熟すまでに時間が掛かる。
3・熟したブドウでも、糖分が止まってアルコール発酵が止まり、甘口ワインに。
う~む・・手強そうです(*_*)
まずネッビオーロは、気候や土壌に対してかなり繊細です。
なので、他の国での栽培は今の段階では出来ていないのが現状です。
そして作る工程でも、本来ワインはブドウをしっかりと熟させて、その糖分をエサにアルコール発酵させながら、糖分を減らしアルコールを高めていくんです。
しかし、冷涼な地域なので、まず熟すまでの期間も長くなり、さらには熟した後、今度はその糖分がアルコールになる前に止まってしまうこともしばしば・・(゜゜)
かと言って、熟しがイマイチだとタンニンが強すぎて渋いだけのワインに(>_<)
なので、昔は甘口のワインが多く、それでいて品質は不安定でした。
それほど、このバローロを生み出すネッビオーロは気難しい品種なんです。
しかし、その後フランスの醸造家の尽力により、不安定だった甘口ワインが長期熟成型の赤ワインに改良されました。
そしてその赤ワインを、当時4人の作り手達が、それまでと全く違った製法を用いて、見事に洗練された赤ワインにしました!
ちなみに当時、この4人のことを「バローロボーイズ」と呼んでいました。
それ程までに、ワインの革命とも言える偉業を成し遂げたんです!
あれ、バルバレスコは(‘;’)?
・・・・
そう、この女王バルバレスコは最初は存在していませんでした!
当時は法規制がなく、何でもバローロと名前を付けて売ることが出来ました。
しかし、バローロを作る生産者の中で「それではいかん!」と立ち上がり、組合を総動員して質の良いワイン作りに励みました。
そして、出来上がった最高のワインをその組合の名前を取り「バルバレスコ」として世に広めていったんです(^^)/
もちろん、ネッビオーロを使ってるのには変わりありません。
しかし、コスパは抜群なんです!
バローロを飲む前に、バルバレスコでネッビオーロの味わいを体験するのも手だと思いますよ♪
ついバローロの話ばかりになってしまいました(^-^;
もちろん、他にも素晴らしいワインがピエモンテにはあります。
特に、バルベーラ種を使った赤ワインや、コルテーゼ種やアルネイス種を使った白ワイン、スパークリングワインのモスカートダスティやアスティ.スプマンテなどは要チェックです!
GOCHIのピエモンテワイン
そんな中で、GOCHIはどんなピエモンテワインを扱っているのか?
生産者毎に、ワインの詳細と特徴を紹介しますね。
クレアルト
1900年に建てられたワイナリーを改装し、ジェノア出身の料理人アンドレアとエリサと共に、ワイン造りとアグリツーリズモを共有するワイナリー「クレアルト」を立ち上げました。
標高350m、カンティーナの真下の斜面に彼等の畑があります。
石灰粘土質、南向きの日あたりの良い丘陵の斜面に位置するお陰で、昼夜の寒暖の差がしっかりあり、朝方霜が降りていてもすぐに溶けます。バローロにも負けない日照条件です。
ブドウの熟度が非常にあがりやすくブドウにしっかりとした果実味をもたらします。
クアレッロから引き継いだ畑には樹齢60年以上のグリニョリーノとバルべーラの樹があり、以前から農薬に害されていない素晴らしい物でした。グリニョリーノはモンフェラートが発祥とされるピエモンテの土着品種で、彼等のワインの中でも特に個性的で輝きを放っています。
彼等の畑仕事は、美しい景観を守りその土地の自然なワインを造るという考えにより、一部ビオディナミを取り入れた無農薬で行われています
野生酵母の発酵、無濾過、無清澄でブドウ本来の風味とコクを引き出し、過度なマセラシオンを行わない事により繊細な味わいとなっています。バルべーラは芳醇で明確な果実味を、グリニョリーノは優美で繊細な品種の特性を表現しています。まだ生産から日が浅いとはいえ、彼らの土地やワインに対する思いが伝わる温かみのある味わいが感じられます。また彼らの造るネッビオーロは良いタンニンがやわらかく、若い段階から驚くほど楽しめる個性的なネッビオーロです。
そんなクレアルトのワインがこちら!
アグリコラーエ 赤
若めのバルベーラ100%で作られるこのワインは、濃厚な果実味とスパイシーなアクセントをやわらかいタンニンが支え、非常に飲み心地が良いです♪
ピオンダ 赤
ネッビオーロ100%から作られるこのワインは、熟したチェリーのような果実味やドライフルーツのような芳醇な香り、そこにハーブなども感じ、しっかりとしたタンニンが全体を引き締めます(^^♪
次に、こちらの生産者をピックアップします。
リッチ.カルロ.ダニエーレ
ピエモンテ州のトルトーナ丘で主に栽培され、ヴァルテル・マッサによりその芳香性と上質な酸などブドウとしてのポテンシャルが世間に認められた品種ティモラッソ。その地葡萄を愛する生産者の1人であり、長期のマセラシオンを行ったアグレッシブなティモラッソの作り手であるのがこのリッチです。
ティモラッソという品種はリースリングに通じる繊細で伸びやかな酸味があり、オイリーな風味と質感を持ちます。ティモラッソの栽培される畑では、石灰岩の石や岩がごろごろと含まれており、ティモラッソの硬質なミネラル感を生み出し、出来上がったワインからは凝縮感のある果実味と共にミネラル感が口の中で広がります。
リッチでは90日間にも及ぶ長期マセレーションを行ったティモラッソ「ジャッロ・ディ・コスタ」というワインもあり、長期熟成も可能なスケールの大きい仕上がりで、イタリアのテイスターの間でも評判となり注目を集めていく事になりました。
彼のワインの中でやはりティモラッソが最も注目されますが、赤ワインもまたとてつもない出来栄えなのです。品種はバルべーラがメインでクロアティーナとネッビオーロが栽培、醸造されています。リッチのバルべーラは親しみやすいそのイメージを覆す風格と複雑さを感じさせるレベルの高いワインを造ります。長期熟成も行われており、現行で2007年のしっかりと熟成したネッビオーロに負けないバルべーラも有ります
リッチのワインは、個人的に好きです♪
バルバロッサ 赤
飲み始めは若く軽い印象の赤ワインですが、徐々に深い香りが広がり出します。
不意に感じる華やかで芳醇なスパイスの香りが、バルベーラの上品さを引き立てます( *´艸`)
リスペット オレンジ
レモンピールのような爽やかな苦味と落ち着いたスモーキーな香りのオレンジワインです。
テッレ・デル・ティモラッソ オレンジ
ティモラッソという土着品種を使ったオレンジワイン。
日本酒で言うところの「地酒」です。
ただ、このオレンジワインは、酸味とほのかな甘み、そしてタンニンが見事に共演しています(*^^*)
さすが、ティモラッソを愛し続けただけの説得力がこのワインにはあります!
いかがでしたか?
今後、バローロなんかもワインリストに入れていく予定です(^-^)
また他の機会に、ピエモンテ以外の州やワインの説明もしようと思っています。
閲覧、ありがとうございましたm(__)m
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