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最近、ワインの知識を増やそうと色々なワインを試飲したり、本を読む機会が多くなりました。

 

ただ、さすがワインの世界と言うべきか、膨大な情報と深さです・・・

 

しかし、この奥深さが知的好奇心を刺激するのもまたワインの魅力だと実感しています。

 

それでは、ワインとの接し方やワインの存在価値にスポットを当てつつ、書いていきますね。

 

 

 

ボクとワインの生きる道

 

 

「よし!じゃあ、次はワインで何杯飲めるか勝負だ!」

 

ボクの大学時代です(笑)

 

ただ単に、酒が強いかそうでないか・・・

 

ワインは、それを推し量るツールでしかなかった・・・

 

もちろんワインじゃなく、ビールでも焼酎でも何でもよかったんですが(笑)

 

なので、ワインの味なんか気にもしたことがなかったですね(笑)

 

しかし、職業柄もあってか少しづつワインを飲む機会が増え、味の違いもわかってくると、一気にワインの世界が変わりました。

 

 

ざっと、ボクの今までのワインとの歩みを説明させてもらうと・・・

 

 

どれだけ飲めるかというツール

飲食店で食事するようになり、ワインを美味しいと感じ始める

なぜ美味しいのか、理由を知りたくなる

産地や品種、造り手に興味が湧く

実際に自分でその味を確かめる

自分の身体の中にワイン(テイスティング)ノートが出来始める

それをもとに、お客様にすすめる

 

 

今のところ、こんな感じです。

 

もちろん、ソムリエのようにワインを的確に表現したりはまだ厳しそうです(;’∀’)

 

しかし不思議なもので、ワインも料理と一緒で実際に身体がその味を覚えていくんですよ♪

 

「実体験に勝るものなし」といったところでしょうか。

 

ちなみに、料理の技術を得るために受けてきた蹴りもこれと一緒です(笑)

 

 

 

参考までに、今度は今のワインとの接し方は・・・

 

 

1.未体験の新しいワインを一口飲む

 

2.まず、自分にとって美味しいかを感じとる

 

3.香りやタンニン、酸味などを割り出しなぜ美味しいと感じるか考える

 

4.もう一度飲む

 

5.ワインの産地や品種を理解し、この味と結び付ける

 

6.最後に、ワインの余韻を口に残しながら、それに合う料理をイメージする

 

 

今はこんな流れで飲んでますね。

 

個人差はあるでしょうが、これが思いの外面白くハマっています♪

 

 

 

ワインの表現力

 

 

そんな体験をもとにお客様に勧める時、これが一番大事なことなんですが・・・

 

「感じとったものを言葉に変換する」

 

 

これが本当に難しい(*_*)

 

 

よく食レポなんかでもそうですが、食べたものを自分の言葉で伝えるというのは、想像以上に大変です。

 

背景には、実体験や思い出、知識などがあり、それを総動員して伝えなくてはなりません。

 

参考までに、GOCHIではオレンジワインというものを扱っています。

 

ある代表的なオレンジワインは、風味が白ワインに近く、しかし色や余韻は白とは似て非なるものです。

 

 

それをイメージでまず説明する時・・・

 

 

「車で通勤している時、普段見慣れた風景の中に突如新しい道が出来ていたような感覚」

 

と言っています。

 

具体的な味や風味についての表現はまだまだ乏しいですが、より磨きを掛けていきます!

 

あ、少々余談ですが、よくソムリエ達がブラインドテイスティング(目隠ししてワインを当てるもの)をしていますよね?

 

これは、シャトー・ムートン・ロートシルトのヴィンテージは1998年で・・・

 

とか。

 

 

ズバリ言ってしまうと、だいたいみんなハズレです(笑)

 

いや、むしろ漫画の世界のように言い当てるのは神の所業なんです!

 

そのくらい、ワインは種類があり複雑な物・・・

 

ただ、その複雑怪奇で奥が深いところが面白く、ファンを魅了するんですよね。

 

 

 

ワインは歴史の名脇役

 

 

ワインはどんな場で飲まれるでしょうか?

 

時を遡ると、キリストがミサの時に同士とワインを飲んでいました。

 

ギリシャではソクラテスやプラトンもワインを片手に熱く議論をしていました。

 

プラトンに関しては・・・

 

「よい家柄の教養ある物が集まれば、フルート吹きやハープ弾きの女の姿は見られない。そんなくだらない子供じみたことはせず、自分達が話したり聞いたりする声で十分楽しめるし、たくさんのワインを飲んでも常に礼儀を失わずにいることができるのである」

ワイン物語より

 

ワインの肴は「対話」ということでしょうか(^-^;

 

究極の飲みニケーションですね!

 

このように、歴史ある宗教や偉大な哲学論の脇役として、ワインは確かに存在していました。

 

 

また、外交やビジネスの場面でも活躍します。

 

日米首脳会談や首脳会議には、 国のトップとも言うべき首脳の社交の場として、晩餐会や夕食会が開かれますよね?

 

そこでは、やはり開催国を代表する料理が振舞われます。

 

そして、必ずと言っていいほどお酒も出されます。

 

一昔前は、その国を象徴するお酒をメインに出されていました。

 

イギリスだったらビール

 

中国なら紹興酒

 

日本なら日本酒

 

といった具合です。

 

しかし、最近では専らワインが主流です。

 

その理由の裏付けとして、時の権力者達の中にワインが好きな人が結構います。

 

有名な話だと、第二次世界大戦後のソビエトで行われたヤルタ会談の場で、スターリンがアメリカのルーズベルト大統領とイギリスのチャーチル首相にお気に入りのワインを振る舞ったと言い伝えられています。

 

ちなみに、このチャーチル首相にはこんなエピソードも・・・

 

対戦の最中の演説で

 

「諸君!我々はフランスを守るためだけに戦うのではない!フランスのシャンパンを守るために戦うのだ!」

 

え、マジすか(゚д゚)!?

 

真意はどうかはさておき、ワイン好きでなければこんな話は出てこないでしょう(笑)

 

権力者すらも魅了してしまうワインが、次第に重要な会議の場に必要不可欠な存在になっていきました。

 

また、ワインの性質や知識が、商談や会議をまとめる秘訣にもつながります。

 

それと言うのも、ワインのアルコール度数はだいたい11%〜15%くらいです。

 

体質にもよりますが、この度数というのは人間を適度にリラックスさせ、ほどよい緊張状態にし、ちょっぴり気を大きくしてくれます。

 

そして飲んだワインが美味しかったら、さらに饒舌にもなりますね。

 

条約締結に向けて、あと一歩で交渉がまとまりそうな時、一杯のワインが決め手となった・・・

 

なんて事もあったかもしれません(笑)

 

 

 

ワインは成功の秘訣

 

 

ワインの知識があるとより親近感が湧き、ワインの話に花が咲き、その流れで親密な関係を築くといったことも言えます。

 

これは趣味が合う人と仲良くなりやすい、と同じ事が言えますが、ワインはさらに強力です!

 

と言うのも、ワインを嗜む人は・・・

 

「こんなワインを飲んだことがあるよ」

 

「このヴィンテージは、実はものすごく当たりなんだよ」

 

「このワインの香りや味わいは、あのシャトーマルゴーに匹敵する」

 

など、ワインに纏わる話が大好きです!

 

そして、そんな知識が豊富な人同士で名のあるワインを片手に、色々な体験や感想を語り合うと、驚くほど短時間に親密になるそうです!

 

そんな時、最高のワインと美味しい料理を食べながらビジネスの話などをしたら、うまくいく気がしてくると思いませんか?

 

あるビジネスマンの話をすると・・・

 

明日は得意先の社長の接待だ

 

どうやら、社長はワインが好きらしい

 

そんな接待の食後のひと時の前に

 

「あ、例の物を持って来て下さい」

 

「きみ!これは私のお気に入りのシャトーディケムじゃないか!」

 

あ、ディケムは最高峰の貴腐ワインのことです。

 

極甘口白ワインのため、デザートワインとして飲まれることが多いんです。

 

商談がまとまるかは別ですが、少なくとも自分が好きなワインをプレゼントされたら、好印象は間違いないですね♪

 

 

そして、仕事がデキるビジネスマンはワインに詳しい人が多いと言われています。

 

理由としては、「ワインがビジネスを成功に導いてくれる」と感覚でわかっており「人脈も広げてくれる」と肌で感じているんだと思われます。

 

 

 

 

 

ワインは奥が深いです。

 

極める事は到底無理とわかっていても、次々と好奇心を掻き立てられワインの世界に引き込まれる・・・

 

これは、今も昔も変わらないことです。

 

しかし固い話は少々置いておき、まずはワインを飲みながら楽しく食事をしてみませんか?

 

あなたの中で、何かが開かれるかもしれませんよ?

 

閲覧、ありがとうございましたm(__)m

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